貸借対照表(B/S)

 財産はいくらあるのか?借金はどれだけ残っているのか?といった会社の財政状態を見るには、「貸借対照表(B/S)」を使います。貸借対照表をみることによって、財政が安定しているかどうかが把握することができます。貸借対照表とは、資産、負債、資本を表示するいわば会社の財政状況を表す報告書のことです。貸借対照表は、右側(貸方)にどのように資金を調達してきたのかを記載します。具体的には、借金や支払手形などの負債や、株主(社員)から調達した資本金などを表します。左側(借方)には、その集めた資金をどのように運用してきたのかを記載します。具体的には、商品、株式、建物、土地、現金など会社の資産を表します。
 

3つの要素

 貸借対照表には、大きく分けると資金の運用である「資産」と、資金の調達である「負債」「資本」の3つの要素があるということになります。そして3つの要素の関係は、次のような式で表されます。
 【資産の合計(資金の運用) = 負債の合計 + 資本の合計(資金の調達)】
 貸借対照表の左側と右側は、ピッタリ同じ金額になるということになります。
 

 

資産の部

 資産の部の内容は、財産の運用状況――使い道です。資産の部は、「流動資産」と「固定資産」とに分かれます。貸借対照表では、換金性の高いものから記載(「流動性配列法」と呼ぶ)されます。
 
 ◆流動資産:決算日から一年以内に、現金化できる資産
 ○現金、預金、売掛金、受取手形、棚卸資産など
 
 ◆固定資産:一年を超えて、保有する資産
 ○有形固定資産:モノとして形がみえる資産。建物、備品、車両運搬具、土地など。
 ○無形固定資産:法律上の権利。営業権、特許権、借地権、電話加入権など
 ○投資その他の資産:長期保有目的の株式、長期貸付金など
 

負債の部

 負債の部の内容は、銀行からの借入れなど、株主(社員)以外のところから調達してきた資金です。負債の部も、資産の部と同様に「流動負債」と「固定負債」とに分かれます。
 
 ◆流動負債:決算日から一年以内に、支払わなければならない債務
 ○支払手形、買掛金や短期借入金など
 
 ◆固定負債:決算日から一年を超えて、返済すればよい債務
 ○社債や長期借入金など
 

純資産の部

 資本については、純資産の部で表示します。純資産の部では、まず株主(社員)資本と、評価・換算差額等に分類します。ただし、評価・換算差額等の項目とは、「繰延ヘッジ損益」や「土地再評価差額金」などといって、大多数の会社にとっては、縁のないものとなっています。株主(社員)資本は、資本金、資本剰余金、利益剰余金に区分します。
 
 ◆資本金:事業運営の基礎となる資金(元手)で、株主(社員)からの出資金です。
 ◆資本剰余金:資本取引から生じた剰余金です。株主(社員)から払い込まれた出資金のうち、資本金に組み入れなかったものなどです。
 ◆利益剰余金:利益を源泉とした剰余金です。
 

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